せまないボキャ貧日記

適応障害をきっかけに会社を退職。凡庸な社会人5年目の日記。凡庸な人でも輝ける

『重力と呼吸』レビュー〜ミスチルはバンドとして第1線で戦っていく〜

ハイドウモコンニチハセマボキャニッキノセマツデスー!!

今日は久々に京都で飲み会。
よくこの距離を通ってたな〜と思いながら電車に揺られております。
ちなみに明日も京都なんですよね。出張申請したい…。






はい、今日は10月3日に発売されたMr.ChildrenのNewアルバム『重力と呼吸』を聞いた感想を。


前作『REFLECTION』から小林武史離れが進み、前作もセルフプロデュース曲が多くなっていましたが、今回は完全セルフプロデュースの小林武史からの完全独立。
一時期のミスチルはメロディは常に良かったんやけど、ストリングスにバンドが埋もれてしまって、バンドのはずなのにギターが聞こえない!!!ってくらい壮大路線ばかりで、印象も似たような曲が並んでいたって時期があったんですね。
ファンからしたら、バンドとしてのミスチルを聞きたいわけで、ただのJ-POPバラードを聞きたいわけじゃない!っていうのはあったんですよね。


けど、今回はミスチルの圧倒的強みである桜井さんの圧倒的歌声とメロディはそのままに、一時期一歩どころか何歩も後ろに引きまくっていたバンドメンバーからの確かな主張を音で感じて、ミスチルはバンドなんだというのをより強く感じさせてくれる、これからのミスチルがさらに楽しみになるアルバムでした。

このアルバムについてのインタビューで、「Mr.Childrenはこれからも第一線で戦っていくんだっていう宣戦布告」(https://news.yahoo.co.jp/feature/1106
ということも述べていて、それが前作以上に顕著に表れたアルバムだったと思います。




今回特に気になった曲が、『海にて、心は裸になりたがる』。この曲は、ミスチルには珍しい超ストレートなロックナンバー。多分ここまで実直なロック曲って無かったんちゃうかな。ベースはかなり歪ませて、ギターは装飾音無くても曲を盛り上げてくれてるし。てか一時期のギターの引っ込み具合からしたら鳴ってるだけで感動レベル。そして、相変わらず桜井さんの声圧は凄いし、サビの「oh!!」とかはライブでも絶対お客さんと一緒に盛り上がれるしなんか若返りを感じる一曲でした。

そして、タイアップ付きの『himawari』『here comes my love』は大御所らしく他のバンドでは真似できない壮大さをもち、その中でもしっかりバンドとしての主張を感じる。
そんな、積み上げてきたキャリアと経験を昇華しつつバンド結成したてのような若さも兼ね備えたまだまだミスチルはバンドとしてら第一線でやっていくんだ!という意志を感じました。


濃いアルバムにしたかったという言葉にもあるように、1回聞いただけで、それぞれの曲がしっかり印象づけられました。どの曲も素晴らしかったので、もっと聞きたいという気持ちにさせてくれる素晴らしいアルバムでした。

印象度
⭐⭐⭐⭐☆
(★<⭐の10段階評価)
【収録曲】
01. Your Song
02. 海にて、心は裸になりたがる
03. SINGLES
テレビ朝日系 木曜ドラマ「ハゲタカ」主題歌
04. here comes my love
フジテレビ系 木曜劇場「隣の家族は青く見える」主題歌
05. 箱庭
06. addiction
07. day by day (愛犬クルの物語)
08. 秋がくれた切符
09. himawari
映画「君の膵臓をたべたい」主題歌
10. 皮膚呼吸


youtu.be
アルバムの発売と共に公開されたこの曲の1!2!だけで良いアルバムになると確信した。

youtu.be
生で聞きたかった…
(16分21秒)