せまないボキャ貧日記

適応障害をきっかけに会社を退職。凡庸な社会人5年目の日記。凡庸な人でも輝ける

適応障害の私が5年程勤めた上場会社退職を告げた時の周囲の反応を全て話します

ハイドウモコンニチハセマボキャニッキノセマツデスー!!

私は、社会人5年目のサラリーマンなのですが、先日会社を退職することを決めました。
やはり決断には勇気が必要でしたが、適応障害という心理的な病にもなっていた私にとっては、これ以上心が病んでしまって取り返しがつかなくなる前に、早急な決断を行いました。
会社を辞めると決断してから、毎日が苦しかった日々から抜け出すことが出来たので、
その決断は間違っていなかったと思います。
もちろんこれから新しい環境へ歩き出すうえで様々な困難はあるとは思いますが、まずは今の自分を大切にしてあげることが必要だと思っています。
なので、本日は会社をこんなことで辞めてもいいんだろうか。家族・友人・会社の人に話した時の反応をまとめてみましたので、会社を辞めるか悩んでいる人の参考に少しでもなればと思います。



家族

一番近しい存在。私は実家住みで母親と二人暮らしで、父親と妹は仕事の都合で別の場所に住んでいます。
ここ1年は、テレワーク続きで常に家にいたので私の仕事中の様子を特に母親は見ていたので、仕事を辞めるという決断に対して驚くほど肯定的でした。一番説得が難しく、無視できないのが家族の存在だと思いますが、私は貯金も多くあったこともあり次の会社を決めずに辞めるということも受け入れてくれました。
その中でも印象的だった言葉を下記に記します。

■ 心と体の回復が第一

まず、一番言われたのはこれですね。
傍で私の仕事の様子を見てくれていたので、私が心身ともに疲弊していたことにも気付いてくれており、常に心配をしてくれていたので、辞めるという話を母親にした時もあなたが健康でいてくれるのが一番と背中を押してくれました。
私の家族は一番自分の性格とか思考を尊重してくれましたし、ここまで大切に育ててきた大切な息子が心を病んでいくのは見たくないと思ったんでしょうね。
そういう意味でも今元気で過ごせているので、会社を辞めてよかったと思っています。

■3年以上勤めたんだからいいんじゃない?

これは父親から言われた言葉で、パッと聞きでは古臭いこと言ってんな~と感じるかもしれませんが、これも世間の感覚ではあるということは意識しておいた方がいいかもしれません。
父親は、新しいものやアップデートは行う人で、堅苦しい人では決してないのですが、若干プロトタイプ的な考えは根幹に持っている人です。
大企業で30年以上勤めており、中途採用者の面接官もしたことがあるので、これが採用側の感覚なんだろうなとは思います。
曰く、前職を数年で辞めている人は優秀だからと採ってもすぐにやめてしまう人が多く、3年以上勤めていた人は、前職歴が短い人よりは長く続けてくれるという感覚があるみたいで、何社も渡り歩いている人は採用を行う際も少し気になるとのことでした。
しかし、3年以内に心や体調が大きく崩れてしまうような環境は早く抜け出した方ががいいとは思いますし、3年も続けれないような職場環境っていうのは腐るほどあるので、そのあたりに理解がある会社を選べればいいですね。

友人

続いて、自分の家庭文化以外のところで育ってきた人たちに打ち明けた時の反応です。
家族と違って常に会ったりしているわけではないので、急やな!とびっくりされることが多かったのですが、ここでも体調を気遣ってくれる人がほとんどで、肯定的な意見が多かったです。

■急でびっくりした

一番多かった反応ですね。
それもそのはずで、適応障害はストレス要因(私の場合は仕事)から離れているときには症状は強く出ることは無いので、プライベートで友達と遊んでいるときには割といつも通りに近い状態で過ごせていたのではと思います。
私の場合、診断を受けたのが4月上旬で、4月末には辞めることを決断しているので、前兆もなく辞めた形になり、更に急感はあったのでしょう。
私は友人への相談は無く辞めてしまいましたが、今思えばすでに辞めている人たちにはもっと相談をしても良かったかなとは思いました。そうすることでもっとうまい辞め方とか今後の方針とかをもっとハッキリさせて今ももっと将来に対する不安感無く過ごせたんじゃないかなと思ってます。

■すぐやめることを決断できたのがすごい。私は1年かかったで。

これは直近で某金融機関を辞めた友人の言葉です。
自分の決断に自信を持っていたとはいえやはり辞めるという決断後は不安になるもの。そんな中この言葉には救われました。
私も入社から間もないときから会社への不満は沢山会ったので辞めたいと思ったこともありましたが、辞める勇気が無く、辞める決断をしていく友人たちはすごいなと常々思っていたので、その言葉を実際にかけてもらえると勇気をもらえるというか、人生で大きな決断をした自分にもっと自信を持ってもいいなと再認識させてくれた言葉でした。

■ゆっくり自分のペースですごせばいいんじゃない?今なら何でもできるやん!

会社を辞めて一般的なレールから外れることに対して、不安を抱いていた私にとっては今後の不安を和らげてくれる言葉でした。
普通なら次の会社を辞めてから今の会社を辞めるのが王道ルートで、空白期間を空けることは王道から外れる行動なので、もやもやしていましたが、「体調が万全になるまでゆっくりしたらいいやん」「貯金もあって時間もあるなら無限の選択肢があるやん。好きなことしいや」と私のやりたいことを自分のペースでやればいいんだよといわれて、すぐに仕事を探さなくても大丈夫!今は好きな人と会って、好きなことをしようと思えました。

会社の人

最後に一緒に働いてきた人たちに辞めることを告げた時の反応です。
これが私の所属していた会社の傾向なのか会社の人というビジネスライクな関係だからこその言葉かはわかりませんが、家族・友人に比べるとやはりかけてもらう言葉も異なっていて傾向としては面白かったですね。

■次は決まってるの?どこなの?

これは一番言われましたね。
ヘッドハンティングで年収アップ転職の人や次が決まっている人からしたら誇らしげに次の職場について語ればいいのですが、次を決めずに辞める私からしたら少し答え辛い質問ではありました。
そんなに仲良くない人に出来る一番最初に思いつく質問で、いちばんしやすいんだろうなとは思うけど、私のようなマイナス要因で転職を考える人もいるので、背景を知らずに聞くことで傷つく人もいるかもしれないと思うと、最初に思いつくけど無難な質問ってわけでもないなと感じました。
でも確かに私も辞めた人の次の職場は私もめっちゃ気になるし、転職を常に考えたいと思う人が多い職場環境の人は、退職者の進路は、自分が転職するとなった時の参考にもなりますしね。

■辞めることを辞めろ

元上司の支店長から言われた言葉で、
うずまきナルトみたいなこと言ってますけど、正直この人からの言葉には一番心が動かされました。
上司といっても支店レベルをまとめていた人なので直接同じ仕事をしてたわけではないのですが、期末の面談は、この支店長と行っておりました。
支店長には3年間見ていただいており、現在は広島の拠点で働いているけれど、電話で辞めることとお世話になった旨を簡単にして終わらせようとしていたのですが、なんと、「俺のところへ来い。お前の良さも悪さも俺が全部わかってる。辞めることを辞めろ。」と全く予想だにしなかった言葉をかけられました。
もう既に退職届も受理されており、私の退職意志は変わらないと思っていたのですが、「退職届なんか知らん。俺がなんとかしてやるから広島に来い。」とパッションたっぷりの引き留めにあいました。
正直この会社にここまで言って引き留めてくれる人がいるとは思っていなかったし、当時の面談などでも私の特性を非常に的確に見抜いてくれてたのを知っているからこそ、言ってることは滅茶苦茶なんですけど、辞めることを完全に決めてたのに、退職を再考するほどの愛を感じました。
しかし、この人の元に行って最初は上手くいったとしても、会社の風土や文化自体に適応できなくなったという形での退職なので、また同じことを繰り返すと思い数日の再考の末、お断りをさせていただきました。最終的には、「お前の決めたことなので、尊重する。」と言っていただきました。
ここまで言ってくださった支店長に断りを入れてまで退職しているので、今後は自分らしくイキイキと働かないといけないとより深く思うようになりました。

まとめ

以上、「家族」「友人」「会社の人」に分けて退職を告げた時の反応を書いてきました。
反応としては、あなたが決めたことだからとほぼほぼ全員が肯定的な反応を示してくれました。
唯一、反対の意を示した会社の元上司も最終的には私の考えを尊重してくれました。
恐らくこんなに退職を決めたことに対してここまで寛容な人が多かったというのは、周りの人に恵まれていたのかもしれません。
ふつうは、もっと反対されるよ!という意見もあるかもしれませんが、自分の人生は自分の人生。自分がこの会社が合わないなと思えば、動いてみたらいいのです。
周囲の人に相談してみたら想いの他背中を押してくれるかもしれんね。

ここまでご覧いただきありがとうございます。
あなたの人生に少しでも彩りを加えれたら嬉しいです。
それではシーユースーン!