せまないボキャ貧日記

適応障害をきっかけに会社を退職。凡庸な社会人5年目の日記。凡庸な人でも輝ける

退職は逃げではなく自分を見つめなおす時間を確保する手段の1つでしかない


(このブログの前半部分は1月25日に書いたもので、後半は2月7日に書いております。)

この無職期間は本当に良い時間だったと心の底から思っている。
あとは、それを結果で証明するだけ。
そう思ってこれから最終面接に臨む。

ただ、気張りすぎないように。
自分を素直に出してそれがマッチするかどうかだけだと思うので、自分を出す準備をするためにも一度文章にまとめておこうと思う。

●退職に至った理由

前職の退職のきっかけ自体は適応障害だった。しかし休職して会社の営業部署に異動させてもらうという選択肢があった中、なぜリスクのある退職後の転職活動を選んだのか。

それはやはり仕事に前向きに取り組みたいという想いがあったからだ。
私は、「人生は楽しく面白いものに」という想いが強い。
だからこそ人生における時間のほとんどを費やすことになる仕事も楽しいに越したことは無い。それを考えた時に4年目に異動した営業企画チームは少し違った。
3年目まで経験した営業。自分の活動が数字となって成果に現れる時、実際に話している目の前のお客様が以前よりも明らかに心を開いてプライベートのことを話したりしてくれている時、明らかに「楽しい」という感情がそこにはあった。そのやりがいをもう一度感じたいと思った。

その上で、自分の将来の目標ややりたいことを考えてみた。
まず自分の第1優先事項は家族。最高の家族で育ってきたので、自分も自分なりの最高の家族を作り上げることは自分の目標だった。最高の家族の要素の1つに子どもに選択肢が沢山あるということ、そして相互尊敬。そのためには金銭的な余裕と自分の人間的成熟が必要だと感じた
前職を続けることで金銭的余裕を作り出すことは出来ただろうが、前職での営業を続けることでそこで働く人たちと一生続けて子どもからの尊敬は得られるだろうか。と考えた時に難しいと結論付けた。
勿論前職は素晴らしい会社だし、今も会っている人がたくさんいるくらい好きな人も沢山いたので、それが悪いというのではなく、私視点で大切にしたい軸とは少しずれているなと感じたので留まるのではなく新たな選択肢を取るようにした。もっというと年齢的にもラストチャンスだとも感じていたし、休職なんて悠長なこと言ってないで今退職し新たな世界に飛び込むことが最適解だと感じた。

●転職活動を通して何を実現したい?

入って実現したいことはとにかくイキイキと働きたい。
その為に叶えるべき3方良しがある。「自分・顧客・会社」の3方だ。
1つずつ詳細を述べる。
自分軸は最も満たされるべきだと考えている。
今回転職しないと出来なかったことは自身の営業力の向上だ。営業力を上げることで自身がリーチできるお客様が増える。それはつまり自分の力で笑顔にできる人が増えるという事だ。前職で感じていた直接お客様に感謝して頂く喜び。これがイメージできる会社に行きたい。そのためには稼ぐ目線ではなく相手目線が必要で、そういうサービス・プロダクトを扱っている会社でなくてはならない。そしてそういう人を笑顔にできるサービスを人に届けることがやりがいになるのだから自ずとモチベーションとパッションを高く持って営業活動に取り組める。それが会社の利益につながる。3方良しの出来上がりだ。
この3方良しを作り上げることが出来るイメージが湧く会社であればイキイキと働けるというものですよ。

●どういう転職活動になった?

そんな中出会ったのが本日最終面接を受ける会社だ。
この会社は所謂ベンチャー企業で、今回はエリア拡大に伴う人員募集だ。
すでに関東方面でそのサービスが受け入れられており、理念や事業内容自体も非常に魅力的だ。
簡単に言うと、トラックを売りたい人が今までよりも高く売れて、トラックを買いたい人が今までよりも安く買えるというモデルだ。それを実現している要因は中間業者が取っていた中間手数料を除くことを実現したことで関わる人みんながハッピーになれるサービスだ。
知っているだけで得するサービス。個人的にはそのように感じた。それを広める役目が営業なのだから私の腕の見せ所というわけだ。このサービスを知ってもらうことはきっとやりがいになるだろうと感じ、今日面接に挑みます。
結果はわからないし、正直ココが通らなかったらと考えるとすごく不安になるけれど、ここまで来たら縁なので、ありのままの自分を出すことだけを意識したいと思います。

●ここを書いているということは

転職活動が終わったという事ですね。
本日上記で書いた会社に内定承諾の連絡をしました。これで脱子供部屋おじさんニートや!
元々12月までに動き出す。3月までに就職をしてしまうというスケジューリングで動いていたのでだいたい予定通り。よくやった俺。

今回退職をきっかけに沢山の人に出会えた。その中で、「仕事についてのあれこれ」や「家族・パートナーを持つことの意味」等、沢山のことを話した。その上で自分の考えを整理したどり着いた結論が今回内定承諾した会社だった
退職前にしていた転職活動ではとにかく「ワークライフバランス」。楽な仕事さえ出来ればいいと思っていたが、多くの人と話す中でやっぱり違うなと気付き今の結論に至った。この選択が出来たのは退職して自分の時間を確保したからこそ出来た時間だと思っていて、中途半端に休職等せずに辞めて完全に休んだことは正解だったと思います
この道が正しかったかはまた自分が歩んで証明するしかないんやけどね。まぁその繰り返しよね。人生って。

前置きが長くなりましたが今回このブログで言いたかったのは、

「会社を辞める事って逃げじゃないし選択肢の1つに入れてみたら?」

ということです。

自分が2社目で妥協無しで入りたいと思える会社に出会えたのも色んな人と話す中で自分の考えが整理されたからだと思うし、仕事のことを考えなくても良いフリーな時間が取れて心身ともにリフレッシュ出来たからだとも思っていますし、会社を辞める事って悪いことだけじゃ無くね??と思った次第です。
この結論に説得力を持たせるためにこの転職活動を頑張ってきた部分もあります。

ただし全員におすすめできるようなことでは無いし、辞める時はめっちゃちゃんと考えた方がいいけど、「自分の人生って本当にこのままでいいんだろうか?」とか、「今の会社に一生勤めるのはしんどい・・・。」って思っている人はただの選択肢の1つとして「会社を辞める」ということを選んでみてもいいんじゃない?辞めても意外に何とかなるよ!っていうことが言いたいことです!

それではそれぞれに人生を頑張っていきましょう!
シーユースーン!