せまないボキャ貧日記

適応障害をきっかけに会社を退職。凡庸な社会人5年目の日記。凡庸な人でも輝ける

1人バンド語りゆどうふ編〜完全体ゆどうふは永久不滅〜

ハイドウモコンニチハセマボキャニッキノセマツデスー!!

 

先日、件のバンドメンバーとオンライン飲み会を開催し、更にエモさを深めて参りました。メンバー全員記事を読んでくれていたみたいで嬉しい限りです。また、メンバー側の思い出なども聞けて楽しい飲み会でした。

そんな二回に渡って書いてきた個人的にエモエモのバンド語りも今日で最終回。最終メンバー加入から引退まで一気に書いていきたいと思います。

本当はまとめもこの記事に入れたかったのですが、長くなりすぎたので、記事を分けています。

 

初回記事→1人バンド語りゆどうふ編〜余り者には福がある〜 - せまないボキャ貧日記

前回記事→1人バンド語りゆどうふ編〜大先生と掴んだ栄光〜 - せまないボキャ貧日記

 

まとめ記事→柔らかい独特な雰囲気が心地よい、アウトプットバンド「ゆどうふ」 - せまないボキャ貧日記

 

 

◇ギタリスト加入で最終形態に

先輩が引退し、ギターが抜けてしまったので、また新たにメンバーを探すことになりました。とはいっても次に迎え入れるメンバーはメンバーの中でも一致していました。その人物とは、以前先輩とどちらを加入させるか迷っていた尖っていた同回のギタリストです。

メンバーに迎えたいと思った要因としては、沢山ありましたが、以前見えなかったビジョンがハッキリと見えたという事が大きかったです。

当時、先輩と悩んだ時には、「技術はあるが、癖強い」という理由でメンバーに誘うに至らなかったのですが、そのクセが今なら確実にハマると感じたのです。そう思う様になった要因としては、「ゆどうふに入りたい」と彼の方から言ってくれるくらい、ゆどうふにハマってくれたからというのがあります。夏合宿の練習中に彼はよく練習を見にきてくれて、「めっちゃ良いー!」と言ってくれたし、本番では最前列で腕を上げてくれていました。

元々BUMPは好きで気になってた様でしたが、夏合宿で一気にファンになってくれたとのことでした。こうして4人全員が揃い、私が思い描く最強の最終形態ゆどうふになりました。

 

◇慢心が生んだ屈辱のオーデ

4人が揃って最初のライブは2回目の春合宿でした。選曲に関しては、バンプ以外にも何か良いバンドが無いかと全員で話し合った結果、ボーカルに合っていて、ギター・ドラムの技術力をいかんなく見せつける事ができ、コーラスも入っているRADWIMPSの「One Man  Live」に決まりました。初めにかなり難航するかと思われた選曲が、全会一致で超前向きに決まったので早速新体制は幸先よくスタートを切ります。

そして、練習自体も非常に円滑に進みます。余談なのですが、ゆどうふの練習では謎の名言みたいなものがよく生まれるんですね。例を挙げると「マンバ」というものがあって、「ワンマンライブ」→「マンマンバイブ」略して、「マンバ」みたいな。・・・お下品ですね。まぁ、こういうしょうもない造語やゆどうふ内でしか伝わらない様な単語や練習の雰囲気があり非常に楽しくできました。勿論、練習も皆真面目に取り組むので、前日の段階でかなりのクオリティまで曲を仕上げる事が出来ていました。「正直、これは1位取れる。」そう感じるほどでした。

しかし当日、その気持ちは打ち砕かれることになります。練習の出来から、自信満々にステージに上がり、演奏を開始します。しかし、イントロで機材トラブルが発生。ギターの音が鳴らなくなり、演奏を止めることになります。そこで完全に焦りが生まれ、落ち着きがないまま演奏を再開します。全員の焦りが演奏にも表れており、自分たちが満足できるような演奏ができず、失意の表情でステージを去ることになります。結果は、「4位」上位3組しか新歓のステージに参加できないということもあり、最強のメンバーで臨んだ屈辱の結果に終わりました。原因は機材トラブル以上に、慢心が結果にそのまま現れたのかなといった印象です。

 

しかし1位を取ったバンドが、諸事情で新歓ステージ出れなくなったことで、運よく繰り上げで新歓ステージに出演することになりました。このせっかくいただいたチャンスを生かすために、万全の準備をして本番を迎えます。曲は、「マンバ」、andropの「Amanozyaku」、バンプの「ray」。自分たちもお客様も喜んでもらえるようなかなり良いステージが出来ました。けど、ギターの彼は、いかついサングラスと髪型でヤクザみたいでした。

 

◇迷走から見出した新たなスタイル

その後は、自分たちのやりたいこと、上手くいくこと、ウケることが上手くハマらず停滞期に入ります。新歓後の定例オーディションでは、バンプでの最適解が見つからず、準備期間もバタバタしていたこともあり、andropの「You」を私がゴリ押しします。個人的にはとてもカッコ良くて好きやし、ドラムの良さを最大限生かせると思っていたのですが、ギターから「andropおもんない。」とはっきりと告げられ、ローモチベーションのままオーディションを迎え、演奏自体はandropのコピバンとしてはそこそこのクオリティだったのですが、モチベの低さはライブ感にも表れ、観客が求めていた理想ともハマらず、5位という結果に終わりました。決して悪くは無いのですが、自分たちのも持つ良さを見せきれていない、そんな感覚でした。

 

そんなモヤモヤの中、何も考えなくても楽しく演奏できるバンドがありました。それが「ASIAN KUNG-FU GENERATION」でした。新歓から定例オーデの間に行ったライブでは、BUMPの「グロリアスレボリューション」とアジカン2曲を演奏しました。これらの楽曲はそれまでゆどうふに無かったアップテンポなナンバー達で、「ライブ感」を生み出しつつ全員が楽しく演奏が出来る選曲で、今までに無かった味を出せるようになったと感じました。

そして、オーデで勝ち取った定例コンでは私のエゴが出過ぎた事や、観客が求めるような選曲が出来なかった反省を踏まえて、ボーカルが最もやりたかったというバンプの「embrace」、Twitterでサークルメンバーを中心にアンケートを取り、その中から選ばれた「天体観測」を選曲しました。加えて、練習時間が少なかったので、難しくない曲を!というのもあったのですが、新たな可能性を感じたアジカンの「振動覚」と「羅針盤」、自分たちの味を出せる「オンリー・ロンリー・グローリー」。そして定例オーデでも演奏した「You」の6曲で定例コンを行いました。個人的には、やりたい事、上手くいく事、ウケる事がちょうど上手く合わさった選曲で、久々に満足のいくライブが出来ました。この絶妙なバランスを作るのが1年間でなかなかに難しかったな〜と今になってみれば思います。

 

◇ゆどうふのことをあまり思い出せない夏合宿

定例コンの後に夏合宿が来るのですが、正直この合宿は他のいろいろな楽しかったことは思い出せるのですが、私の中でゆどうふとしての活動をあまり思い出せない空白の時間になっています。

定例コンこそうまくいったものの、合宿での選曲でまた煮詰まります。やっぱり最後はバンプだろうということで「Hello, World!」と「ロストマン」が採取候補になり、結果的にロストマンを選曲するのですが、マンバの時のような「この曲だ」感がメンバーの中で共有できなかったような気がします。難なく曲は完成し、まぁまぁ良いんじゃないというところまでは持ってこれてしまったので余計にこんなもんなん?感はあったような気がするのですが、あまりこの時の感情を思い出せません。

そして最後のオーディションを迎えます。出演順はバラード曲でトリという完璧な順番を引く事ができ、演奏自体も今聴くと結構良いじゃんと思えるのですが、当時は何故か自信が持てませんでした。加えてこれは完全に個人的な過失でしかないのですが、電流が走っているステージに靴下やスリッパ無しで上がったことで体が電気を帯びてしまい、金属の弦に触れるたびに痛みが走り満足に演奏できませんでした。他のメンバーは練習のモヤモヤなど吹き飛ばしてくれる素晴らしい演奏をしてくれていたのですが、私のせいで台無しにしてしまったとめちゃくちゃに泣いてしまいました。結果は5位でめちゃくちゃに悔しかったと思うのですが、もう一つ組んでいたバンドでうまくいったこともあり、そちらの感情が大きく、正直当時の気持ちがあまり思い出せません。とにかく最後の夏合宿なのに、ゆどうふとしては不完全燃焼気味に終わってしまいました。

 

◇ランダムステージ出演に向けてラストスパートとベストライブ

オーディションではとうとう純粋な1位をとる事が出来ませんでしたが、サークルにはもう一つの目標、学園祭の特設ステージ、「ランダムステージ」への出演権をかけた戦いが残っていました。ランダムステージへの出演はこれまでのオーディションのような単発のライブへの評価では無く、今までのサークルでの活動を総合的に評価して、同回生間で投票するというものでした。なので、今までのライブ+ランダム投票直前に行われる「ガチ3回コン」で評価が決まるということで、そこにむけて練習を開始します。正直、このガチ3回コンに向ける意気込みと熱量は夏合宿よりも大きいもので、選曲も一悶着ありましたが全曲ラッドで結果的に素晴らしいバランスになりました。特に「億万笑者」は外から聞くよりも何倍も難しく、地味な割にコスパが悪いと初めはバンドの中でも評判が良く無かったのですが、今まで以上にバンドとしてのまとまりを意識しなければいけない曲で「皆で」をより意識した曲で最終的には難所もいい感じにまとまってできるようになった曲で、思い入れが深く、本当にやってよかったなと思っている曲のひとつとなっています。そして、ミーハー曲が何故か好きじゃないボーカルの「No」が最初にあったものの、最終的にはゆどうふ史上初のモッシュが起こるような盛り上がりをしてくれた「前前前世」、そもそも演奏がカッコよく、ベースソロもある「遠恋」そしてお得意の「マンバ」とメンバー皆で前向きに取り組める選曲となりました。そして、演奏自体も、メンバー満場一致でベストライブだったと言えるほどのものにすることが出来、間違いなくその日のベストアクトだったと今でも言えるようなライブをすることが出来ました。

結果として、ランダムステージ出演は叶わなかったのですが、これでランダムに選ばれなかったらしょうがない、やりきった!と思えるようなライブをしたので、悔いはありませんでした。そして次の目標、「ランダムステージに出てる奴らよりも圧倒的なステージを見せてやろうぜ!」ということを掲げて最後のステージまでまた走り出すことが出来たのでそれはそれでよかったかなと思います。

 

◇ラストライブと引退

ランダム出演バンドが決まってから、定例コンを経て、あっという間に現役最後の学園祭ライブになってしまいました。ランダムステージに出れなかった私たちは、ゆどうふをランダムに出させなかったことを後悔させようという気持ちで、練習と選曲を行いました。RADWIMPS4曲(「夢灯籠」「DUGOUT」「遠恋」「億万笑者」)、BUMP  OF CHICKEN3曲(「ガラスのブルース」「R.I.P」「天体観測」)の合計7曲。夢灯籠が短いとはいえちょっと欲張りすぎちゃいました。結果的にライブは良いところも悪いところも両方出せたライブでしたが、後悔は無いライブが出来ました。特に「R.I.P」は前ギターの大先生も加えた5人体制で演奏しました。この「R.I.P」で見ていただきたいポイントが、Bサビ終わりのギターがジャカジャーってなるところ。現ギターと元ギター2人が全く同じ振りでジャカジャーをやっているのですが、この振り、大先生が1回生の時にやっていたフリで、2回夏合宿の時にも「R.I.P」でしていて、今回最後のライブで2人が息ピッタリに同じ振りをしているのを見て、新旧融合って感じでエモくなったのを覚えています。

正直どんな演奏をしてもやりきった!引退や!というような気持ちしかなかったので、まぁスッキリと引退できましたね。それも多分、「ガチ3回コン」を始めキャリア全体で見て自分で何回も見返したくなるような良いライブを出来たからだと考えています。そんな現役時代を支えてくれたメンバーを始め、サークルの皆さん、ありがとうございました。

 

本当は最後にまとめてきな感じで1記事にまとめたかったのですが、長くなりすぎたので、下記記事に続きは書きます!

TO  BE  CONTINUE!!

柔らかい独特な雰囲気が心地よい、アウトプットバンド「ゆどうふ」 - せまないボキャ貧日記

 

 

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