せまないボキャ貧日記

適応障害をきっかけに会社を退職。凡庸な社会人5年目の日記。凡庸な人でも輝ける

1人バンド語りゆどうふ編〜大先生と掴んだ栄光〜

ハイドウモコンニチハセマボキャニッキノセマツデスー!!

 

本日は、バンドの思い出語り第2話ということで、やっていきたいなと思っております。

出来れば3話で終わらせたいので、次で最終回になります。お時間がありましたら、通しで見ていただけると嬉しいです。

 

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◇大先生の加入で第3期始動

前回でメンバーが半分抜けてしまい、2人のメンバーを合宿までに探さなければいけない状況になりました。

まずドラマーは、ギター本職の先輩がヘルプで入っていただけたので、ことなきを得たのですが、問題はギター。学園祭後、サークルから大量の部員がサークルを抜けてしまい、ただでさえ新しいメンバーを呼び込むのが難しい状況でした。加えて当時、私のサークルは合宿オーディションの参加基準が厳しく、夏の合宿もオーディションに参加できていない私としては、なんとかして参加基準を満たすバンドを組みたいという思いがありました。

その時に選択肢にあったのは、以前の夏合宿でもヘルプに入ってくれた1つ上の先輩と、後に加入し、最終メンバーとなる同回生のギターでした。

そのタイミングではどちらを誘ってもオーディションの参加基準を満たしているということや、当時どちらとも関わりがなかったということもあり、メンバーからは選択を一任されていました。

順当にいけば、同回生を誘い、同じ学年で固めるところなのですが、私はこの時先輩をメンバーに迎え入れることを決めました。

理由は2つありました。

1つ目の理由は、先輩のバンドもその先輩以外のメンバー全員がサークルを抜けており1人になってしまっていたことにシンパシーを感じたからです。その境遇は夏合宿に仲間のメンバーが誰もおらず、1人だった私の境遇に近いものを感じました。合宿では寂しい環境の私にたくさん声をかけてくださり、練習ではいじられキャラとして盛り上げてくれたということも心に残っており、一緒にバンドをしたいと思いました。

2つ目の理由は、当時のゆどうふを運営していく上では非常に相性が良かったという点。

当時の同回生ギターの子は、ギター技術はものすごかったのですが、若干尖っていた印象があり、なんとなく意見の衝突が起きるような気がしていました。当時の感覚でしかないのですが、なんとなくビジョンが見えなかったのです。

対する先輩は、自己表現欲は高い印象ですが(見てたらすみません笑)、バンドでの曲決めや練習中でも議論しまくるタイプでは無く、あんまりごちゃごちゃ言われたくない初心者ゆとりバンドからしたらかなりありがたい塩梅だったので、よりハマるような気がしていました。あとは、「青春」や「青臭さ」とかが似合う人で、個々人やバンドとしてのストーリー性みたいなのが好きな私からしたら一緒に成長して進んでいってくれそうなタイプの先輩が当時はピッタリハマるような感覚がありました。

 

そして先輩は、ゆどうふのオファーを快く受け入れてくださり、第3期ゆどうふが始動しました。

 

◇まさかのオーディション入賞

3期でのライブは最終的には2つだけでした。

1番大きかったのは、初めて参加した春合宿のオーディション。ここでは各学年ごとにライブの出来栄えで順位がつけられ、6位以内の入賞バンドのみが次のライブに参加できるもので、皆が本気で入賞を目指すというものでした。

勝負の1曲は米津玄師の「vivi」。当時の知名度は今ほどでは無かったが、ボーカルの声と相性が良く、難易度も高く無かったため選曲された。

練習は予想通り順調に進み、迎えた本番、直前の音合わせで、声のバランスを確認したくて演奏無しでボーカルとコーラスを合わせたところ、アカペラ演奏みたいになって、嬉しいことに少し会場が沸いたんですね。あの時、自分のコーラスとボーカルとの歌声との相性の良さにより自信を持てた気がします。そして演奏はまずまずといった形で終わり、結果発表・・・。正直、他のバンドが良かったので入賞は厳しいかなと思っていたのですが、まさかのギリギリ6位入賞。新歓のステージでの演奏を勝ち取りました。

 

その後勝ち取った新歓ステージでは、「ゆどうふ」の演奏を見てサークル入ることに決めました!と言ってくれた後輩もいて、とても満たされた気がしました。そして新歓ライブをもってヘルプのドラムの先輩が任期満了。次のライブから新しいドラムを迎えることになりました。

 

◇一目惚れした正規ドラマーをヘッドハンティング

サポートドラムの先輩脱退は合宿前から決まっていたので、合宿後のドラムは合宿と別で探さなければならず、合宿前にそのメンバー探しも行なっておりました。そして加入したそのメンバーこそが最終メンバーの1人でもあるドラマーでした。

彼は数少ない学部が同じメンバーの1人で(学科は違う)同じ講義を取っている授業前か授業中か忘れましたが、とにかく教室でその旨を相談した覚えがあります。本当は春合宿も一緒にライブをしたかったのですが、オーディションの制度の関係で、全バンドが出演できる新歓のライブからの加入となりました。

声をかけた理由としては、一目惚れとでも言いますかね。ドラムの上手さとか正直あんまりわからなかったんですけど、彼を夏合宿で見た時にガッと、グッと心が掴まれたんですよね。こんないいドラマーがいるのかと。おそらくリズム隊としての本能と憧れからこの人と一緒にバンドしたいと思たんでしょうね。加えて、夏合宿で「感動したよ」と言ってくれた人物だったので、「ゆどうふ」というバンドに心を動かしてくれた人物の1人だったというのも個人的に誘おうと思った動機になったのかなと後から思い返すと感じます。

そして新ドラマーが無事加入し、新生第4期ゆどうふが始動し、本格的に「ゆどうふ」の下地が固まっていきます。

この世代では、初回のライブでボーカルが来なかったり、私のMCがゴミクズやったり、うまくいかない部分もありましたが、1番バンプをやったのがこの時期で、定例オーディションで演奏した「カルマ」は全学年の中で9位、学年順位2位を記録し、続くライブでもandropを中心に満足のいく演奏が出来たので、この時期はかなりバンドとしてはうまくいってた印象です。

 

◇大先生と掴んだ栄光と別れ

バンド編成が安定してきた状態で2回目の夏合宿オーディションを迎えることになります。勝負楽曲はバンプの「R.I.P」。今まで演奏してきた中でも難易度が高く、合宿で一週間集中して練習するにはもってこいの曲でした。それまでは練習をしていて、うまくいかないということはあまり無かったのですが、この曲だけは、2サビ終わり〜ラスサビ前までがバンドとしてあわせるのがとんでもなく難しく何十回と練習した覚えがあります。

そして迎えたライブ当日、「まぁ靴もいいですけどね」や「吠えろ○○!!(先輩の名前)」等数々の名場面を残した大先生(ギターの先輩の事)のSUPER  BEAVER顔負けのロングスピーチから出番は始まります。

私たちの学年はまだ1年ありましたが、先輩にとっては最後の夏合宿オーディション。想いのたけをたくさんの愛あるガヤに後押しされながら伝え切ります。そうして死ぬほど練習した「R.I.P」を披露しました。

実は改めて聞いてみて気づいたことがあって、この曲はボーカルのアカペラで始まる曲なのですが夏合宿オーディションでは、めちゃくちゃエコーがかかっていて、それが逆に幻想的で楽曲のイメージとボーカルの声を綺麗に伝える形になっていてすごくいいなと感じていたのですが、このエコー、MCの1番初めはかかっておらず、先輩のロングスピーチの間にいじり目的で音響の人がエコーをガンガンに効かせたんですよ。他のライブと比べてもこの時の曲の入りが1番良いなと感じますし、先輩のスピーチがこの曲のアカペライントロににつながっていると思うとちょっと感慨深く思いました。

そして結果は全体での8位、学年別で見ると初めて1位を取ることができました。この順位に関しては、先輩の力は本当に大きく、第4期ゆどうふ最後のオーディションを最高の形で迎えることができました。

 

その後、いくつかのライブを経て、現体制最後のライブ、学園祭を迎えます。最後は、「sailing day」「firefly」「supernova」とバンプ尽くしで、じゃんけんで運良く勝ち取った野外ステージでの演奏を最後に第4期ゆどうふは終了しました。

 

第3期〜4期にかけてのゆどうふは先輩の存在があってのもので、最新のゆどうふとは、メンバーは1人しか違っていないけれど、全く別のバンドだった様に今となっては思います。

先輩がいたからこその異質さがあって、忖度ではないけれど先輩を立てようという後輩3人の気持ちがいい意味であって、最新のゆどうふとは違う味を出していたと思います。

 

 

次回は、最終回。

とうとう最終メンバーが揃います。

 

ここまで読んでいただいた方はありがとうございます。

皆さんのエッセイみたいなのも見てみたいな〜なんて思ってたりします。

 

 

この記事は、ゆどうふメンバーのYOUTUBEチャンネルの提供でお送りしております。

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